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ドライブ 2015.09.01 (火)

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ランタナの花

可愛くて好きです




早いもので、今日から9月ですよーー

1年の経つのが、新幹線並みに早く感じる

今日この頃です

(あぁ~~イヤだイヤだ  







斎宮歴史博物館に行きました

何度も来てますが、綺麗で涼しいので

避暑も兼ねて行きましたw

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斎宮歴史博物館は、斎宮に関る貴重な資料を公開中

斎王が乗った輿や、神事の様子を再現したマジックビジョン

斎宮の遺跡の発掘成果など

ここでしか見られない展示が盛りだくさんです

このほか映像展示室では

都から伊勢への旅を再現した「斎王群行」や

当時の旅路の様子がわかる映像を見ることができます



斎宮とは伊勢神宮に仕える斎王の宮殿のことで

古代から中世にかけて天皇に代わって神事を司る重要な部署でした

この資料館は、斎宮に関る貴重な資料を公開しています



斎王(さいおう)…それは、天皇に代わって

伊勢神宮の天照大神に仕えるために選ばれた未婚の皇族女性のことで

斎王制度は660年以上にわたって続き

60人以上の斎王が存在しました

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斎王は、天皇が即位すると未婚の内親王(または女王)の中から

卜定(ぼくじょう)と呼ばれる占いの儀式で選ばれました

↑の写真は、ト定で使われた道具の亀の骨です

占い師が、この骨を火の中に入れて

ヒビの入り方などを見て

斎王となる人を選んだそうです

1度ではなく、何度も占って決めたそうです

(皇女の運命を決める大事な占いです)



斎王になると、宮中に定められた初斎院(しょさいいん)に入り

翌年の秋に都の郊外の野宮(ののみや)に移り

潔斎の日々を送り身を清めました
 
その翌年9月に、伊勢神宮の神嘗祭(かんなめのまつり)に合わせて都を旅立ちました

出発日の朝、斎王は野宮を出て

葛野川(現在の桂川)で禊(みそぎ)を行い

大極殿での発遣の儀式に臨みます

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おぐし

天皇が斎王に贈られた櫛

斎宮に旅立つ皇女に

別れのお品として贈られました

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こちらも天皇から皇女に贈れた品です

名前・・・・何だったか?忘れました(汗)

現代のポシェットのような品らしいです

(案内のボランティアさん談より)

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斎王の神輿「葱華輦」(そうかれん)

斎王に選ばれてから3年目の秋

この葱華輦に乗って伊勢の斎宮へ

5泊6日をかけて群行しました

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京の都を出発する群行

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斎宮での

斎王の居室

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斎王御殿 復元模型


☆斎王の斎宮での務め

斎王が伊勢神宮へ赴くのは

6月と12月の月次祭と、9月の神嘗祭の3回に限られていました

これを三節祭と呼び、外宮では15・16日

内宮では16・17日に行われます

斎王はその前月の晦日に祓川や尾野湊(大淀浜)で禊を行い

15日に斎宮を出て離宮院に入ります。

翌16日には外宮、17日には内宮に赴き

まつりに奉祀して、18日に再び斎宮に戻ります



伊勢神宮へ赴く以外仕事がなかった斎王は

毎日、宮殿でお祈りの日々でした

たまに、女官たちと和歌を詠んでいたらしいです



斎宮の宮殿の中で、毎日祈る日々・・・

若い斎王は、まだ10歳にもみたいない子供もいたとか

どんな思いでいたのか、考えも及びません

人生を斎王の仕事に費やす

選ばれたとはいえ、大変な任務だったでしょうね

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群行路図

斎王として、斎宮へ向かう時は上のコース

斎王の解任(退下)は天皇の譲位、死去

近親者の喪などによるとされてるので

帰路の時は、下のコースの群行路をたどり

同じ路をたどることはできないとされていました

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斎宮歴史博物館のそばに

今秋、史跡公園「さいくう平安の杜」がオープンします

斎宮の復元建物3棟も公開される予定

斎宮が最も充実した平安時代の姿が

再現されるそうなので

その時は、また行こうと思ってます

楽しみ~~~♪












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