六華苑(ろっかえん)、洋館編
(2017-03-06)
三重県桑名市の六華苑の続きです
和館を見学したので
次は洋館へやってきました

洋館の建築は、鹿鳴館の設計で知られる
イギリス人建築家ジョサイア・コンドルによる
木造2階建てでヴィクトリア朝住宅の様式を基調としています
外観の特徴の東北の隅に立つ4階建の塔屋があります
コンドルが描いた当初の図面では
塔屋は3階建だったそうですが
「揖斐川を見渡せるように」との清六の意向で
4階建てに変更されたそうです

塔屋の中はこんな風になっていて
4階まで同じ造りの部屋です
(3階、4階は立ち入り禁止で入れませんでした)
1階の塔屋部屋は、来客の控え室になっていて
2階の塔屋(写真の部屋)は、家人の休憩室だったような・・・

洋館入り口の玄関です
重厚な扉の明かり取り
ステンドグラスになってて
とてもおしゃれですよね♪

1階洋間(客間)
客人を招いて食事等をしたのでしょうか
どんなご馳走が並んだのか・・・?
想像もつきませんw

どの洋間にも、暖炉が造られてました
暖炉=お金持ち
そんなイメージが子供の頃からありましたw

2階洋間(家族団らんの部屋)

2階の洋間には
和風の襖が設けられるなど和洋折衷
押入れの中に収納棚を作り付けるなどの
工夫がなされていました

庭園に面して多角形に張り出したと2階のサンルーム
全面窓なので、明るくて快適でした

素晴らしい庭を眺めながら
ロッキングチェアーに座って
読書などを楽しみたいですね


主庭園
建物の南側に位置する
芝生の広場と池を中心とした日本庭園

渓流や滝、枯れ流れなどが巧みに配置されています
当初、池の水は揖斐川と繋がっており
川の干満の変化に合わせて
池の水位が変わる「汐入り庭園」となっていたそうです


和館の中にあった蔵(1番蔵)のほかに
もうひとつの蔵(2番蔵)もありました
洋館、和館には
それぞれ専用のメイドさん(女中さん)がいましたが
和館の女中さんは、洋館に入ることが許されなかったらしいです
洋館のメイドさんの方が格が上だったようです
どこからどこまでも
贅沢に造られてて
ため息しか出ませんでした


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